雨の土曜日

冷たい雨が降る12月の土曜日。
こんな日は、暖かい場所でぬくぬくしつつ、ミルクティーを片手にほっこりしていたい気分なのだけど。

現実はこう。

わざとガラッと音が出るようにベランダへ出るサッシを開ける。
いつものように、ハトが死角からバサバサ音を立てて飛び立つ。心の中でふぅとため息を付いている間に白い綿毛が目の前を行きつ戻りつフワフワ飛んでいく。

最近は3日と開けずに、ベランダの手すりの特定の箇所だけが、ハトのモリモリ2回転の落し物の山ができちゃうのだ。黒い筋の付いてしまった場所を観察するに、私が手出しできない上方からうちの手すりの特定の場所めがけてモリモリっと落とすようだ。
それって、うちがトイレになってるってことじゃない?!

黒いモリモリは、3日もすると数十個になり、手すりにこびりついてしまう。
それをガリガリとこそぎ落とす。割り箸くらいでは歯が立たない。金属のスコップ状のモノで、ガリッと勢いよくいかないと取れない。

最下層はベッタリとこびりついてしまっているので、クレンジングが必要。
重曹をまいて、水を含ませ、歯ブラシでしゃーこしゃこと音を立てながらこすっていくと、白い粉はダークグレイの泡と化す。
軽症のときは、重曹でことたりるのだけど、今回は落としきれない。次は、台所用粉洗剤を取ってきて、同じようにこする。重曹よりは効果がある。今回はそれでもまだ落としきれなかった。

雨の日を選んで掃除するのは、重曹なり洗剤なりを水で流すときに、外に飛び散るリスクを考えてのこと。外に向けて水を掛けるわけではないけれど、もし誤って階下の洗濯物にでも落下しては困るから。

水を流すのがはばかられる場所は、霧吹きと雑巾でちょっとずつふき取るのだけど、それでは時間も掛かるし、ダークグレイの泡を丁寧に扱うのは、どうにも気分がよろしくない。水を流したほうが気分がスッキリする。

落とせなかった黒い出っ張りに当たった水がはね、顔に当たる。
ウグイスだったら美肌効果があるんでしょうけどね、ハトじゃ気分が悪いだけだわ…。

今までは結構目一杯鉢やコンテナを置いていたけれど、今年はこんな作業ばかりしているから、しっかり通路を確保しなきゃいけない。結局、冬野菜の種、まかなかったなぁ…などとつらつら考えながら、水を掛けている間も、しゃーこしゃーこと歯ブラシでこする。

体が冷えてきたところで、作業は終了ということにして、部屋に戻る。
濃い目のアッサムでいれたミルクティーでひと息つく。

温かさが胃袋に落ちるにつれて、徐々に元気が出てきて、ハタと気づく。
寒いときこそ、こんなテンションじゃいけないわね!

ミルクティーの残りを一気に胃袋に流し込み、家事に着手する…つもりがこうしてモニタに向かってるのでした(笑)。
♪I feel some touch of love changin' me...
なんてBGMが心地よくて、動きたくなくなっちゃう。

この記事へのコメント

2009年12月07日 01:12
うーん、数十個のモリモリですか(^^;)
うちに来るドバトは暖かい時期だけなので
寒くなったら鳥害も減ると思っていたのですが
よっぽど居心地が良いんですね、
センスの良い鳩だなぁ・・って誉めてる場合じゃなかった、
ももさんいつもお掃除お疲れ様です。

右側でももさんがおススメして下さるお花たちもクリスマス色になりましたね、
リースやトピアリーも素敵でしたが
陶磁器のツリーが可愛い過ぎる!
フランツっていうんですね、またカワイイ物を教えて頂きました♪
もも@管理人
2009年12月07日 20:42
毎日モリモリです(爆)。
柔らかいうちは触るのがためらわれるしー、もう少し固まってから片付けようかなー、なんて言っているうちに、またモリモリデコレーションが出来上がっていくんだろうなー。
とほほ。

サイドカラムまで見ていただけて、恐縮です。
私の写真ではなかなか季節の行事を表現できないので、賑やかしによそ様の美しい広告写真の力をお借りしている次第です。自分で貼って、自分が釣れるっていうのがなんとも…(笑)。
陶器のツリー、可愛いでしょ! でしょ、でしょ!
ロイヤル・コペーンハーゲンとかリヤドロは毎年チェックしてたけど、フランツ・コレクションのコレを見つけて、胸がきゅんきゅーんと騒いじゃいました。

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