『吉谷桂子の小さな庭のためのガーデン術』

吉谷桂子の小さな庭のためのガーデン術―1坪でもOK! (ベネッセ・ムック BISES BOOKS)

最近買った本の一つが『吉谷桂子の小さな庭のためのガーデン術―1坪でもOK! (ベネッセ・ムック BISES BOOKS)』。単に花を咲かせるとか、植物を育てるだけでは物足りなくなってきているので、ガーデニングの方向性のヒントが得られることを期待して購入しました。

この本は、ガーデニング専門誌『BISES(ビズ)』の連載の単行本化でもあるようなので、特に後半は読んだ記憶があるものでしたね。ここ2年くらいは『BISES』も毎号読んでいるわけでないので、未読記事を読むことができて良かったかなーと思ったのですが、良かったことはそんなことでは終わりませんでした。

一つ目は、1冊にまとまることで私の頭に入ってくるインパクトや情報量が増え、頭の中で再構築しやすかったこと。もっと平たく言うと、2005年の写真と2010年の写真が比較しやすくて、理解しやすくなったということ。植物を考えるとき、経年変化ってとても重要な要素ですからね。そして、吉谷さんの妥協しない美意識や世界観が押し寄せてくる感覚を味わうことができたこと。私とは違う感性だらけだけど、美しいものは美しい! 自分にあるものだけで足りるなら、本を手に取ったりしないもの。自分にはない感性だからこそ、刺激的で楽しい。海外旅行に臨むときの気分もそんな感じかな。

二つ目は、自分が何を悩んでいるかを整理できたこと。少ないスペースでもガーデニングはできる。それはすでに身をもって知っているのだけど、極端に言えば、コンテナ一つだけの場所でもガーデニングには違いないわけです。コーナーの写真であっても素敵なものはいっぱいある。じゃあ、自分ちに足りないものは? それは、大げさに言うなら、絵画的な景色。私が憧れている方向はそこだったと理解しました。スペースは増えないから、欲しがる気持ちのままにバラを買うことができないのはとても残念だけど、景色を作ることはできる。
かつてコッツウォルズで迷子になって迷い込んだ新興住宅街で見たフロントガーデンが、脳裏に蘇ってきました。たくさん持つことではなく、自分の家の概観の構成要素として植栽している、あの雰囲気。珍しい植物ではないのに、素敵だと思わせるあの景色…。
私はお金(まずはコレがねぇ…笑)と時間と労力をたくさん割くことができないから、やっぱりまずは感性を磨こう。ノウハウを集めただけでは、おそらく目指したい方向には近づけない…そんな思いを新たにすることができました。

三つ目は…女として自分を反省(笑)。今はまるで備わっていないエレガントさを、少しでも身に付けたいと思いました。植物の色の組み合わせに心を砕いても、自分がどうでもいい格好をしていたら、本末転倒ですものね。吉谷さんは容姿が晴れやかで美しいだけでなく、それは計算や努力の賜物だということが紙面から伝わってきます。自分を省みると…あははは、笑うかため息出すか、どっちかしかできません。
以前は着こなせなかった緑色の服を着られるようになった反面、ピンク色の口紅が似合わなくなってきてしまったことだし、自分に似合う色探しをしながら、大人の落ち着きとエレガントさを身に付けていくわよー!
まぁ、鼻息が荒かったのは次の日までだったのですが(笑)。ときとぎ本を開いて、また自分にはっぱをかけますよ。


余談ですが…。
『BISES』掲載の写真をPC壁紙として配布していること、知ってました? 私は知りませんでした。無料でこんな素敵な写真が手に入るなんて♪



※2011年2月24日現在、Amazon、楽天ブックス、紀伊国屋BookWebでの取り扱いがありません。売り切れなのかな?
 オンライン書店ビーケーワンでは販売中です。

吉谷桂子の小さな庭のためのガーデニング術―1坪でもOK!
吉谷 桂子 著
ベネッセコーポレーション 2010-11-16


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