ヒヤシンスを今から育てたい?!

友人がこんなことを言い出しました。

「春だし、花を育てたい」

おっ、いいね~♪ どんな花を育てたいのかな?

「ヒヤシンス。やつらは家ん中でも育つでしょ。種からはムリでも、球根ならいける気がする。どう?」

……そうですか。春からですか。ヒヤシンスですか。室内にこだわりますか。球根はいけますか。

全否定するのは簡単なんですけどねー。

「ヒヤシンスは早春の花じゃん。時期が違うじゃん」
「切花を買ってきて部屋に飾るのと同じように栽培できるわけないじゃん」
「室内で育てて、キレイな花が咲くと思うことが甘いよ」
「花を咲かせるには何カ月も育てなくちゃいけないけど、できるの? 待てるの?」
「球根ならいけるって、根拠ないじゃん」

…とか、言っちゃったら話になりません。
言ってない…っけ? あれ、似たようなこと言ったかもしれない(汗)。
私は根が正直なので、その場限りのウソは言いたくないタチなのです。きっと、そのうち枯れ木に桜の花を咲かせられるかもしれませんよ(笑)。

私のカワイイ戯言は置いときまして(爆)。
長い付き合いなので、友人の思考プロセスは何となくわかるんですよ。

仕事のイライラMAX継続中。
→ 癒しが欲しい。今欲しい。
→ 春になって、周りで花を見かける機会が増えた。
→ 花が部屋にあったらいいに違いない。エコだし、ロハスだし。
→ でも、ベランダに出るのは面倒だし、ベランダに置いておいたら存在を忘れて、世話しなくて枯れるに決まってる。

…て、ところかと。

こんな人に、何を言ったらいいんだろう? どう言葉を返したらいいんだろう?
あなたなら何と言いますか? ぜひ教えてほしい。


イメージ写真:写真素材 足成


まぁ、マジメな話、私はこんなことを言いました。

「いつも言ってるけど、植物を育てるには太陽の光と風が必要。今から育てるとなると、咲くのは3カ月は先、つまり夏の花だよね。夏の花は、特に光が必要だよ。
ヒヤシンスは春の花だよね? 春に咲く球根の植物は、10月に準備するの」

友人は花の種類よりも室内栽培を譲らないはずなので、私が考えたベターなチョイスは…。
「蘭を育ててみたら? 他の植物とは育て方がかなり違うから、育て方を勉強する必要があるけど、そこをクリアできたら、毎年室内で花が咲いてくれるよ」

友人が蘭を買ってくるか?
薦めておいてなんですが、そんなことはないだろうと思ってます。もし買ってきたとしても、育てきれないだろうなとも思ってます。だって、育て方を学ぶ気ないもん(笑)。あるいは、店頭に見に行ったものの蘭が高いと激怒するかな。


私もかつて植物をいっぱい枯らした人だからね、これは自信を持って言えます。
「何をしても植物を枯らす才能」なんてモノはありません。「何をしても植物を枯らす」としたら、それは育て方を知らないからです。

その植物に最適な環境(原産地域の気候風土)に近づけることが栽培のコツです。いわば、その植物にどれだけ寄り添えるかが、育てる努力でもありコツでもあるんじゃないかと思うんです。植物が発する要求(水・肥料・光量の過不足、病害虫の症状など)だって、寄り添う気持ちがなければ、見つけたり対応したりできないもの。
それに、植物が持っている時間とかサイクルとかを無視しても育たない。育ててないと、そこが分からないものですけどね。

数十か月の間これまでとは違う日常を過ごすであろう今、「寄り添う気持ち」がすごく大事な状況だと思うんですよ。細かいことは省くけど。
そんなことを思えるのは、植物と暮らす生活をしてきたからなんだよなーとしみじみ思います。でも、現実は、攻撃的な感情が飛び交ってますねぇ。


友人の話に戻りまして。

「えー、ヒヤシンスはダメかぁ。でも、サボテンならいける気がする」
とな。

…多肉ちゃんloversが怒るぞ、とは言わずに、「水分や光のコントロールがもっとシビアだよ?」と言いました。

「だよねー。水と間違えてお湯をあげたら、カラコンエが死んだし」

それ、水分コントロールじゃない。っていうか、いろいろ間違ってるー。
当面は今のままコンクリートジャングルで頑張ってくれとほんの少し思ってしまったたことは、本人に伝えてないのでした(笑)。
ガーデナーのはしくれとしては、植物を育ててみようという気持ちは捨ててほしくないですし、友人としては、あがいてる人の可能性を潰したくはないですからね。



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