ルポ:アカオハーブ&ローズガーデン(3)

香りが周辺のバラのなかでもひときわ良く、自然と目がいきました。
さっきのベンチに70はゆうに越した熟女が腰掛け、お嫁さんか娘さんと思しき50代後半くらいの女性が話しているのが聞こえてきました。
「あのピンクのバラが一番いいね~。ここに座っててもいい香りがするよ。あれ、なんて名前のバラなんだろうね~」
「あ~、じゃあ、名前見てこようか?」
バラの名札は私の足元にあったんです。
なので、お疲れの顔で近づいてきた女性に声を掛けました。
「スイート・ジュリエットって書いてありますよ」
「あ~、カタカナの名前なのね。じゃあ、覚えられないわ。ほっほっほっ」
うーむ。ロミオとジュリエットをご存じなかったか。
ジュリエットの名前にふさわしく可憐だな~、と一人で堪能しました。
(後日カタログで調べたスイート・ジュリエットはアプリコットが入った色ばかり。結構違うものですね。)
この辺りがイングリッシュガーデンのエリアだったようです。

路肩の草花は規則的に植栽されています。ちゃんと計算されているんですね。
目が楽しいと、蒸し暑いのも坂道を歩くことに疲れてきたのも、しばし忘れられる気がします。
普段ベランダでしかガーデニングをやっていないので、こうした色彩を計算された広い面積の植栽を見ると、なんだかとってもエキサイティングです。
赤と黄色と白の花々、イエローリーフとシルバーリーフ、所々に深い緑色。
元気が出てくる取り合わせですね。
もしかしたら、この後のシーズンは紫色の花も混ざってくるかも?
なにせ、ラベンダーガーデンもあるくらいですから。

斜面にもバラがあちこち植えられていて、驚きました。
何が驚くって、資材を持って山を登り、手入れしなくちゃいけないんですもの!
こんな足場の悪いところで、どうやってつるバラの手入れを行っているんでしょうね。
余談ですが、パンフにはハイヒールでバラ園を楽しめるというようなことが書いてありますが、私はウォーキングシューズをオススメしますね。

ここでは実際に結婚式も行うそうです。
バラが咲き乱れているシーズンにうまく合えば、とても美しい写真が撮れそうです。
ここでウェディングするなら、参列者も黒なんて着ないで、花に負けない華やかな装いが似合いそう。

んもォ~、あまあまのロマンティック全開ですね。(*^_^*)/
ここで、おばあちゃまご一行様と立ち話をしましたが、みんなキラキラ

いくつになってもロマンティックには弱いのが(元)女の子ってもんです。ふふふ。

バラで一応満足しちゃったのと、蒸し暑くて頭の中がとけてきたので、あまり記憶が…。
こんなにキレイに手入れされているのに申し訳ない。
でも、ここで熱心に写真を撮っている人はいなかった(ただの言い訳…^_^;)。
この後、下の売店でラベンダーアイスを食べました。
ラベンダーの香りでバニラの香りは飛んじゃってる感じでしたが、とってもクリーミーなソフトクリームで美味しかったです。
駐車場隣接の売店には、バラ苗とハーブ苗、ちょっとした資材も販売しています。
タイムの嗅ぎ比べをして帰ってきました。
この記事へのコメント
アカオハーブガーデンにも立ち寄られたのですね。
私が訪れたときはまだまだ見頃には早かったので、また行ってみたいと思っています。
HPも拝見しました!
ホントどのバラ園も素敵~^^
私がイギリスの「クイーン・メアリーローズガーデン」に行った時も時期を外していたので、美しいバラの写真を見れて嬉しかったです。
次回ヨーロッパを旅するときは、バラをメインに各地を周らなければいけないな~(^^;)
ではまたお邪魔します♪
コメントありがとうございます。(^_^)/
HPもご覧いただいて、ありがとうございます。
考えてみたら、この2年間、バラをメインに動いてますねぇ(笑)。
クイーン・メアリーローズガーデンは美しさも迫力も満点でした。
あれを見て、たぶん私の中で何かが変わったと思えるくらいのものでしたよ。
フランスのバラの村にも行ってみたいし、イギリスのローズガーデンはまだまだたくさんあるので、行ってみたいところはたくさんありますよ~。
そうは問屋が卸さないっていうのが悲しいですが…。^_^;