ハンギングは掛けるもの

え~、おバカな話を一席…。

夏のハンギングなんですが、昨年は白とブルーを基調に作ったんですよ。
イギリスへ行って感化されて、コッパー系のカラーリーフなんかも入れましてね。
寄せ植え初心者としては、なかなかいい感じなんじゃないかと、悦に入ったものでした。

今年の夏は元気彩園という、ハンギングバスケットのお店の色使いに影響されましてね、元気な夏色がいいかな~なんて考えて、ピンクと白を基調に、黄色系の差し色がほしいなと思っちゃったのです。

ホームセンターへ出掛けていって、白とピンクはお気に入りを見つけたものの、黄色で気に入った物がない。
とりあえず、「黄色はまた探して、後で足すわ」ってことで、黄色なしで植えてしまったのでした。

で、手元を見たら、植え場所に悩んでいたポットのヒマワリが1株残っているじゃありませんか。

「ミニヒマワリって種袋に書いてあったから、さして大きくはならないんでしょ? どの程度のミニなのかはわからないけど」

都合よく、しかもかなり大雑把に考えて、黄色用に空けていた隙間に植えてしまったのでございます。

てけてん…。

 
2~3日家を空けるときに、
「吊るしたままではあっという間に乾燥してしまい、植物が傷むだろう。とりわけ乾燥に弱いトレニアが枯れてしまうかもしれない」
と考えましてね、給水対策を施して、下に置いて出かけたのでした。

ところで、ミニヒマワリといいましても、土の量によって、株立ちの大きさが変わってくる。
当然といえば当然の話ですが、もともと巨大に育つ性質があるものだから、土が多ければ育つ育つ。
ミニバラを大鉢に植えたのとは訳が違う。ミニバラは樹高も花のサイズも無制限に大きくなるものではないのです。

うちのハンギングはかなり大きめ。他のどの鉢よりも土が入る。むしろプランター並みの容量なのです。よくよく考えてみれば…。

さて、家に戻りまして、まずはベランダへ出て、植物が水切れを起こしていないかチェックします。
ガラッと窓を開けると、そこには出かける前にはなかった直径20cmくらいのヒマワリの花がハンギングからはみ出すように生えているではありませんか!
この生長の速さは恐竜なみなのではっ!?

外出前には持ち上げられたハンギングが、すでに持ち上げられない重量になっていたのでございます。

てけてんてんてんてん…。

種袋には「花粉が少ないので室内に飾れる」といううたい文句が。
「だったら、切花にして室内で楽しめばいいじゃない」

ところが、どうもこのヒマワリだけ、虫に好かれているようで、無数の虫がたかっています。
ヒマワリは細かく入り組んだ形をした花なので、虫を追い出そうにも、出て行ってくれません。
これでは、室内に持ち込むのはちょっと…。

ハンギングとしてのバランスを欠いて、重量オーバーのハンギングは、かくして床に置かれたままになったのでございます。
大きく育つことができたせいなのか、脇からも蕾がグングン伸びてきておりまして、さらに重量が増すこと間違いなしなのでした。

ちゃんちゃん。

hangされていないハンギング
なんて呼んだらいいんでしょうね~

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