バイオポストを使ってみた

これです。↑
バイオポスト。フランス生まれ、ブドウが原料の土壌改良材。
いつもなら、空いた土には腐葉土をメインに、いろいろ混ぜて再生してきました。でも、何度も腐葉土(や他の資材)から放射性物質が検出されたニュースがあったでしょう。野菜を作る以上、気にならないわけがないですよ。正直な心情としてはね。
素人の私にはデータの正当性を検証しようもなく、昨今のニュースの信憑性も図りかねる。
ホームセンターの店頭にはいつもより腐葉土がないこともあって、今回(今年の1月頃)は手元に残っているバイオダルマでいっちゃおうと思いました。
でも、ふと「今まで使ってみたいと言いながら、買いそびれていたバイオポストを買ってみようー!〇( ̄0 ̄)」と思い立ったのでした。
今までこのブログにも、バイオポストについていくつかコメントをいただいていて、そのうち買おうと思ってはいたんです。チャンスが来たってことでしょう。
というわけで、バイオポストの使用感を書いておきます。

モノはこれ。灰色っぽい色。質感も荒い灰みたいな感じ。粒の大きさは、もみ殻くん灰よりさらに小さいです。
ニオイは結構ありますね。
私は今まで、園芸用の肥料やたい肥のニオイがきつくてイヤだと買い替えることも少なくなかったのに、バイオポストのニオイは不思議と平気です。全然不快じゃないんですよ。
このニオイ、記憶の中にあるような…と考えてみたら、石和のワイナリーの地下のニオイに似ている気がします。ワインもバイオポストも、どちらもブドウを発酵させたものなんだから、似たニオイがするのも納得ですね。
で、まあ、このバイオポストを土に混ぜるとどうなるか。ここが多くの方の関心事ですよね。
腐葉土を混ぜるとフカフカになるでしょう? バイオポストの場合はサラサラするんです。団粒構造が復活する感じかなぁ。
バイオダルマもサラサラになるので、私には馴染んだ感覚でしたね。硬く締まって、水はけの悪くなった土が、水の通りがよくなるんです。たぶん空気の通りも良くなってるんでしょうね。
バイオポストとバイオダルマ。名前が似てて、文字を見てると自分でも間違えそうなので、おさらい~。


バイオポスト

ヴァラリスバイオポストはフランス・パスツール研究所の協力を得て50年以上前に開発された長い歴史を持つ完全植物性有機土壌改良特殊肥料です。微生物資材として非常に安定した効果で1g中に27億以上の微生物を含んでおり、世界中で愛用されております。 50年以上の経験と実地検査により自然の生態系を壊さない安全性が実証されおり、 フランスの有機農法の最高賞「 バイオドール金賞 」を受賞しております。 ヴァラリスバイオポストには本物の証としてフランス政府・農林省認証マーク[ ABマーク ]がついております。
ヴァラリスバイオポスト 1.5kg - ヴァラリス商会・バイオポスト&リキッドサム日本総代理店 - livedoor デパートより引用
ダルマ菌は本来、水と空気のきれいな森林の腐葉土層に生息する細菌です。
土中の有機物や植物の根毛からでる代謝物を栄養源として増殖しますが、その過程で生産される各種の有機酸(アミノ酸)・ビタミン・酵素の働きで、植物の生長を促したり、土壌の団粒化を促進したり(土がやわらかくなる)、土中有害病原菌の抑制効果が期待できます。また、ダルマ菌は熱や乾燥にも強く、不良条件下でもたくましく生き続けます(-10~80℃で生存可)。
この自然の森林を育んでいる見えない力、微生物の働きをあなたの菜園にも利用しない手はありません。
バイオダルマを使用しているプロの農家の方からは、各種土壌病害の軽減が期待でき、肥持ちがよくなり生育が安定する、野菜の味がよくなる(まろやかでコクがある)などの評価をいただいています。
タキイでは、このようなプロの評価する資材を家庭菜園にもお勧めいたします。
農園芸資材 | タキイの推奨品 | バイオダルマとは? - タキイ種苗 より引用
名前だけでなく、土の感触も似てくる気がします。入っている菌は違うはずなのに、不思議ね。
とまあ、そんなわけで、使用感に特に不満はないバイオポストなんですが、ぜひとも改良していただきたい点が1つだけ。
チャック付き袋のチャックがすっごく閉めにくい。お茶用ティーパックの袋みたいな、ちゃちなチャックなんだもん。指でささっと押しただけでは絶対締まらないのー。(>_<)
ティーパックの袋でさえ、私には閉めにくいんですよねー。↓

もっと大きなバイオポストの袋になると、てんでダメ。
中身が灰のような粉末だから、きちっと閉めたい。手袋をはめた手でも、ささっと閉めたい。
ジップロックじゃなくても、最近のチャック付き袋はよくできたものがいろいろあるので、ここはぜひとも改善していただきたい! もし、これをお読みの関係者の方がいらっしゃったら、ぜひぜひご検討くださいませ。
何回か繰り返し使用しているうちに、さらに気が付くこともあるでしょうから、そうしたら続編を書きたいと思います。
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