何か違う…?
たまたま町で出会ってしまいました。レッドバロームに。
セントラルローズ「レッドバローム」のタグがついたミニバラが、ケーキ屋さんの店先に飾られていました。
ネットには載せてないけど流通してたのね~と、ニコニコしながら近づいて見ました。
写真撮りたかったな~。カメラを持ち合わせてなかったから、写真がありません。
近づいて見てみると…。
うっ…。声が出そうになっちゃった。
なんか…なんかうちの「レッドバローム」とは雰囲気が違いすぎる。
それが最初の感想。
まず花の色が違う。
まぁ、花の色は、季節や日の当たり方で変わりますから、これだけでは決められませんが、うちでは見たことのない赤です。
ボルドーっぽい赤でした。
こんな感じ⇒■■■
うちのは、黒い光沢を帯びた真紅。気温が高いときには朱赤。
朱赤のときは、こんな感じに近いかなぁ。■■■
真紅がデジカメではどうも色が出ない。
(写真は昨年5月のうちのレッドバローム)
そして花形。
見かけた札付きレッドバロームは、カップでした。
まるで、ちっちゃなイングリッシュローズみたいに思える、丸みを帯びたカップ型。
うちのは、そういう形にはなったことがありません。
例えるなら、横から見ると、ご飯茶碗型かな~。
上端が直線的な形なんです。
香りは、残念だけど、感じられませんでした。
あぁ、ここ1年くらい鼻炎が治らなくて、匂いに鈍感になってるのが悔しい~。
うちのは、鼻が敏感なときには、とってもあま~くて美味しそうな香りがします。
それがわからないくらい、鼻の感度が鈍ってるから、本当は香りがしていたのかも…。
葉っぱ。そう、葉っぱだけは、とてもよく似ていました。
まるまるっとした小さな葉っぱ。赤いバラが咲きそうな緑色…。
うちのミニバラが「レッドバローム」だと言ってくださったのは、愛安ローズのヨメゴさま。わざわざ店主様にも聞いてくださったのです。
(「名無し返上! 名前が付いた♪」を見ててね)
生産している方がそういうんだから、間違いないと思ってるんです。
枝代わりなんてのもあるくらいだから、それぞれ違う雰囲気でもアリ?
と自分に言い聞かせてみたり。
自分の中に沸いているザワザワしたものに、戸惑っていました。
ここからはしょーもない話ですが(あ…これまでもしょーもない話でしたか(笑)、失礼)、話は飛びまして。
ザッハトルテって知ってますか?
ウィーン発祥のチョコレートケーキ。ああいう濃厚なの、好きなんですよ、私。
ザッハトルテ商標をめぐって、ホテルザッハとデメルが、「ザッハトルテを巡る甘い7年戦争」なんて言われる裁判沙汰まで起こしたことがあるんですって。
日本で言うなら、「本家」vs「元祖」対決みたいなものかな~?
いきますよ~、ザッハトルテをめぐるうんちく~。
漢字で書くと薀蓄~。
ザッハトルテの誕生には諸説あるらしい。
一説によると、美食家でもあった時の宰相メッテルニヒが、あの有名な「ウィーン会議」のために作らせたものらしい。
ザッハさん(父なのか息子なのかが争点のひとつ)が作った門外不出のオリジナルレシピが大当たりして、カフェやレストランにとどまらず、ついにはホテルまで造っちゃった。
でも、ホテルは経営難に陥った。
そこで援助を申し出たのが、王室御用達ケーキ店のデメルだった。
フランツ・ザッハ(息子)はデメルの娘と結婚し、ザッハ氏オリジナルレシピはデメルにも流れ、デメルでもザッハトルテを作るようになったというんですね。
基本的に材料・レシピも酷似しているらしい。
上に載せるチョコプレートの形が●(ホテルザッハ)だったり▲(デメル)だったりすることと、アプリコットジャムを塗る位置が違うくらい。
たかがジャムを塗る位置? いやいや、それで口に含んだときの風味が違うというんだから、あなどれませんよ。
2人の死後、ザッハホテル側がデメル相手に、ザッハトルテの商標をめぐる訴訟を起こし、裁判が7年間続いたんだって。
裁判の結果、「ザッハトルテ」を名乗れるのはホテルザッハ側ということになり、デメルは「デメルのザッハトルテ」と言わなくてはいけないことに。
150年以上の時が流れて…。
現在、日本のケーキ屋さんには、ホテルザッハともデメルとも関係のないザッハトルテが並んでいる…。当然、味も全然違う。
ただの一般消費者である私は、「それでも、まぁ、いいんじゃないの」と思ってる。
そのケーキが美味しければ、それで構わない。
で、話はミニバラに戻るんだけど(戻しちゃうのかよっ…オイヾ( ̄∇ ̄; )、「うちのレッドバローム」が少々「セントラルローズのレッドバローム」と違ったって、いいんじゃないの~と思ったわけです。
うちでたった1つの赤いミニバラで、可愛がって育てていることに変わりはないんだもの~。
強引なオチでしたか? ふふふ。
[参照した記事]
All About Japan
ザッハトルテを巡る甘い7年戦争 デメルvsホテルザッハ
[今回の話に登場する所]
Hotel Sacher ホテルザッハ
ドイツ語か英語が読める方、どうぞ~♪
Demel デメル
ドイツ語か英語が読める方、どうぞ~♪
デメル・ジャパン
原宿クエスト本店では、確かわずか8席だったけど、イートインのできる喫茶スペースがあります。
私はここで、「デメルのザッハトルテ」を食べました♪
愛安ローズ
素敵なミニバラを作っている生産者さんです♪
セントラルローズ「レッドバローム」のタグがついたミニバラが、ケーキ屋さんの店先に飾られていました。
ネットには載せてないけど流通してたのね~と、ニコニコしながら近づいて見ました。
写真撮りたかったな~。カメラを持ち合わせてなかったから、写真がありません。
近づいて見てみると…。
うっ…。声が出そうになっちゃった。
なんか…なんかうちの「レッドバローム」とは雰囲気が違いすぎる。
それが最初の感想。

まぁ、花の色は、季節や日の当たり方で変わりますから、これだけでは決められませんが、うちでは見たことのない赤です。
ボルドーっぽい赤でした。
こんな感じ⇒■■■
うちのは、黒い光沢を帯びた真紅。気温が高いときには朱赤。
朱赤のときは、こんな感じに近いかなぁ。■■■
真紅がデジカメではどうも色が出ない。
(写真は昨年5月のうちのレッドバローム)
そして花形。
見かけた札付きレッドバロームは、カップでした。
まるで、ちっちゃなイングリッシュローズみたいに思える、丸みを帯びたカップ型。
うちのは、そういう形にはなったことがありません。
例えるなら、横から見ると、ご飯茶碗型かな~。
上端が直線的な形なんです。
香りは、残念だけど、感じられませんでした。
あぁ、ここ1年くらい鼻炎が治らなくて、匂いに鈍感になってるのが悔しい~。
うちのは、鼻が敏感なときには、とってもあま~くて美味しそうな香りがします。
それがわからないくらい、鼻の感度が鈍ってるから、本当は香りがしていたのかも…。
葉っぱ。そう、葉っぱだけは、とてもよく似ていました。
まるまるっとした小さな葉っぱ。赤いバラが咲きそうな緑色…。
うちのミニバラが「レッドバローム」だと言ってくださったのは、愛安ローズのヨメゴさま。わざわざ店主様にも聞いてくださったのです。
(「名無し返上! 名前が付いた♪」を見ててね)
生産している方がそういうんだから、間違いないと思ってるんです。
枝代わりなんてのもあるくらいだから、それぞれ違う雰囲気でもアリ?
と自分に言い聞かせてみたり。
自分の中に沸いているザワザワしたものに、戸惑っていました。
ここからはしょーもない話ですが(あ…これまでもしょーもない話でしたか(笑)、失礼)、話は飛びまして。
ザッハトルテって知ってますか?
ウィーン発祥のチョコレートケーキ。ああいう濃厚なの、好きなんですよ、私。
ザッハトルテ商標をめぐって、ホテルザッハとデメルが、「ザッハトルテを巡る甘い7年戦争」なんて言われる裁判沙汰まで起こしたことがあるんですって。
日本で言うなら、「本家」vs「元祖」対決みたいなものかな~?
いきますよ~、ザッハトルテをめぐるうんちく~。
漢字で書くと薀蓄~。
ザッハトルテの誕生には諸説あるらしい。
一説によると、美食家でもあった時の宰相メッテルニヒが、あの有名な「ウィーン会議」のために作らせたものらしい。
ザッハさん(父なのか息子なのかが争点のひとつ)が作った門外不出のオリジナルレシピが大当たりして、カフェやレストランにとどまらず、ついにはホテルまで造っちゃった。
でも、ホテルは経営難に陥った。
そこで援助を申し出たのが、王室御用達ケーキ店のデメルだった。
フランツ・ザッハ(息子)はデメルの娘と結婚し、ザッハ氏オリジナルレシピはデメルにも流れ、デメルでもザッハトルテを作るようになったというんですね。
基本的に材料・レシピも酷似しているらしい。
上に載せるチョコプレートの形が●(ホテルザッハ)だったり▲(デメル)だったりすることと、アプリコットジャムを塗る位置が違うくらい。
たかがジャムを塗る位置? いやいや、それで口に含んだときの風味が違うというんだから、あなどれませんよ。
2人の死後、ザッハホテル側がデメル相手に、ザッハトルテの商標をめぐる訴訟を起こし、裁判が7年間続いたんだって。
裁判の結果、「ザッハトルテ」を名乗れるのはホテルザッハ側ということになり、デメルは「デメルのザッハトルテ」と言わなくてはいけないことに。
150年以上の時が流れて…。
現在、日本のケーキ屋さんには、ホテルザッハともデメルとも関係のないザッハトルテが並んでいる…。当然、味も全然違う。
ただの一般消費者である私は、「それでも、まぁ、いいんじゃないの」と思ってる。
そのケーキが美味しければ、それで構わない。
で、話はミニバラに戻るんだけど(戻しちゃうのかよっ…オイヾ( ̄∇ ̄; )、「うちのレッドバローム」が少々「セントラルローズのレッドバローム」と違ったって、いいんじゃないの~と思ったわけです。
うちでたった1つの赤いミニバラで、可愛がって育てていることに変わりはないんだもの~。
強引なオチでしたか? ふふふ。
[参照した記事]
ザッハトルテを巡る甘い7年戦争 デメルvsホテルザッハ
[今回の話に登場する所]
ドイツ語か英語が読める方、どうぞ~♪
ドイツ語か英語が読める方、どうぞ~♪
原宿クエスト本店では、確かわずか8席だったけど、イートインのできる喫茶スペースがあります。
私はここで、「デメルのザッハトルテ」を食べました♪
素敵なミニバラを作っている生産者さんです♪
この記事へのコメント
全然知らないことばかり!「国産」のしか食べたことないし...
ものすごいユーワク!!(´ρ`)
...「強引なオチ」にも感動...( ̄O ̄;)!
ウチの「ニューアーク」も「なんか『チューリッヒ』に似てるかなあ」などと悩んでたのですが、
もうずっと「ニューアーク」でいいかな..と...
ザッハトルテの話、楽しんでいただけたようで、良かったです~。
「デメルのザッハトルテ」はデパ地下でも手に入るので、一度ご賞味あれ♪
ホテルザッハの「ザッハトルテ」は、毎年今の時期にフェリシモで買えたんですが、今年は出てないですね~。
ウィーンまで食べに行っちゃったほうが早いかも。
ニューアークという命名、私はいいと思うけどな~。
…なんて、ニューヨーク疑惑の発端の人間が言うのもなんですよね。