収穫はしたけれど

でも、一向に花は咲かない。
脇芽を新たに出してばかりじゃ、花どころじゃなかったのかもしれないですね。
(順調にいってた頃は蕾が見えてたんですよー。)
花が咲くとイモができると聞いているので、どーしたもんかなーとズルズル時間が過ぎてしまいました。
葉が枯れるのを待ってたけど、そろそろベランダの片付けに手を付け始めたいので、ジャガイモを抜いてみることにしました。

一番上にあったまん丸のイモは、薄く黄緑色。
「ダメじゃん」と頭の中でつぶやきました。
土を足した後で上のほうにできちゃったのかしら。
で、かろうじてジャガイモらしくなってたのが、手で持っているモノです。
うーん、うーん。
食べられるのかなー。
食べても大丈夫かなー。
なんで悩むかというと、未熟なイモを食べると中毒を起こすことがあるからなんです。
小学校におけるジャガイモ栽培では、栽培期間が短いこと、不十分な施肥によりイモが未成熟なこと、覆土が不足していることなどの原因で、有毒成分のソラニン類を通常流通(…中略…)しているものより多く含んだイモを収穫していることが考えられています。いずれも成人の中毒量の1/10以下で発症しており、子供は成人より感受性が高いことから、少ない量でも中毒すると考え られます。また、これらのイモを皮ごと食べていることや、未成熟の小型のイモをたくさん食べていることが中毒を引き起こした原因と考えられます。
出典:暮らしの健康(第16号)「特集 植物性自然毒による食中毒 -全国で起こったジャガイモによる食中毒」
ジャガイモで中毒を起こすのは緑色の部分を食べたときばかりだと思ってたので、未成熟なイモも危険であることをひょんなことで知ってから、気になってました。
「東京都で起こったジャガイモによる食中毒」も合わせて読んでいただくと、身近に起きうる食中毒であることを理解していただけると思います。
手に持っているこのイモは、成熟と考えていいのかどうか、悩んでるわけです。
実は、過去にジャガイモによる食中毒と思われる症状に2回もなってしまったことがあるんんですよ(市販のジャガイモでね)。
大人なのにねー。^^;
1度は緑色に変色したジャガイモを、「もったいないから、皮を厚くむけば平気よねー」とたかをくくって調理して、アウトでした…。
2度目は理由がまったくわからないけど、原因がジャガイモであるってことだけは体が教えてくれて。結果、病院で点滴を受けるはめになったのでした…。
それなのに、自分でジャガイモを作って食べようと言うんだから…ねぇ(笑)。
おいしさと栄養を享受する機会のほうがずーっと多いんだから、リスクにびびってばかりはいられませんよ~。
基本、食いしん坊なので。
さて、この1個。どーしようかなぁ。
上で引用したのは、東京都健康安全研究センターの「くらしの健康」バックナンバーです。
「くらしの健康」に載っているのはコンパクトな文章ですが、大事な記事がいろいろあって興味深いですよ。
例えば、「くらしの健康(第4号)-ハーブのリスク」。
ハーブがブームになってるけど、リスクもあるというんですね。
考えてみれば当たり前のことなんですけどね。
だって、体に効用があるということは、体の機能に変化をもたらすということでしょ?
薬と毒は表裏一体。効き過ぎれば毒ですよね。
それに、普段口にするジャガイモでさえ、食中毒を起こす食べ方もあるわけですから(…^^;)。
健康茶を検査したら、毒性が極めて高いので食用にしてはいけないとされているハーブが入っていたり、作用が強く医薬品に指定されているハーブが入っていたことが書いてあります。
ご参考までに。
[関連記事]
- イモなのに根じゃないの? (2007/7/12)
このときは順調でした。7月だったのねー。 - 折れたジャガイモその後 (2007/8/6)
ジャガイモの試練の始まり? - ジャガイモの試練 (2007/10/10)
その名も「ジャガイモの試練」。試練が続きましたねー。
[関連リンク]
- 東京都健康安全研究センター
身近なモノに潜む“安全ではないモノ”に関する情報がいろいろ。ぜひ一度目を通してみては。
この記事へのコメント
・・・久しぶりに来てみたらなんか危険な香りが...
2回もぶちあたってるというコトなら、
それ、食べない方がいいんじゃないかと...('-'*)
そいつを元手に来年に期待するってのはどうでしょーか...?
> それ、食べない方がいいんじゃないかと...('-'*)
あはあは。やっぱり?
まぁ、まともに育たなかったイモを種芋にするのもよろしくないでしょうし、今回は見事失敗ってことであきらめるしかなさそうですね。