いつか出ると思ってたDr.真島の本


『バラ界のファーブル先生Dr.真島康雄のバラの診断室

雑誌で読んでいる方には今さら解説するまでもないですが、筆者は『BISES』のガーデニング大賞を受賞した方で、バラをメインにした素敵な庭を持っている方。本業はお医者さん。だから、人呼んで「Dr.真島」。
無農薬でバラを栽培していて、お医者さんらしい観点で耐病性や害虫を観察して、自分で対策を考えてはいろんな方法を編み出している探究心のある方です。
えーと、まだ多少時間をかけて立ち読みしただけだし(毎度のコトながら本屋さんごめんなさい。パラパラじゃなくて結構時間をかけて読んでました…)、Web書店でも取り扱いがまだ少ないみたい。画像が掲載されていたのは楽天ブックス

で、この本の何が面白いかというと…(買ってないのに語るヤツ)。バラの害虫について書いてあるわけなんですけど、ファーブル先生って名前を出してるあたりから推測できるように、害虫をよーく観察していることがひしひしと伝わってくることと、害虫なのにもかかわらず、面白がっている感情が見えることなんですよねー。
例えば、バラゾウムシ。
せっかく上がってきたバラの蕾をダメにしちゃう害虫です。それまで花を見るためにいろんな世話をしてきたのを台無しにしてしまう害虫だから、にっくき敵なわけですよ。
それがDr.真島の場合、奥様と一緒に捕獲数の競争をして楽しんじゃう。
もちろん仕事前とかの時間をぬってやるわけだから、効率よく見つけなくちゃいけない。敵(虫)も生存をかけて見つかりにくいところに隠れる。蕾がやられる前に、バラゾウムシが隠れるのにちょうどいい場所を探せば被害は防げる。では、バラゾウムシはどんな所を好むか。それを見極めればいい、というんですね。
「この写真の中のどこにバラゾウムシは隠れているでしょうか?」なんてページもありました。
企画としては、害虫捕獲のための訓練ってことになるはずなんですけど、行間から楽しんでるような雰囲気が感じられるのは私だけかなぁ。
雑誌を読んでいて、そんな姿勢に影響を受けたような気がするんですよね。
嘆いたり面倒がるより、トラブルを楽しんじゃう。よく観察して自分で何かを発見する喜び。大げさにいうとそんなことになるのかな。
バラをメインに考えた家を新築するってあたりは、真似したくても絶対できませんが…。
本屋さんで見かけたら、ぜひ手にとってめくってみてくださいねー。
お庭でバラを育てている人には、きっと役立つ本だと思いますよ。
この記事へのコメント
「探究心」
というトコロで ももサンとつながりますね!
紹介されているような論理的な思考法って、
ワタシにはなかなか出来ないなあ..!
そうありたいという願望はあっても、
目先のコトに目がくらんで「とにかくしらみつぶし!」
で途方に暮れるコトが多いです。
それはそれでワタシ的には楽しんでるんだけど...進歩がない!
面白そうなので見つけたらパラパラしてみようっと!
本業で特許を取得するようなホンモノの探究心を持ち合わせているドクターと、私のような一般人を比べてはダメですよー。
♪Hirokazu的にはIt's all right!!
ならそれでOKですよ。
古すぎちゃったかな。。。
本としてユニークなのは間違いないので、パラパラしてみてくださいな。
この本気になってたの。
確か18日発売じゃなかったっけ?
明日本屋さんで立ち読みしますね(笑)
思い出させてくれてありがとう!
BISESつながりの話題で少し前に『輝くバラたち』という本を買いました。
ももさんならご存知かな?
この本もとーっても!良かったです。
まだでしたらぜひ立ち読みしてくださいね(笑)
18日発売だったの? あら。じゃあ、その何日も前から、うちの近くじゃ売ってたのねー。
バラを育てていると、虫と対峙するのが現実ですよね。そこに興味を持って研究する姿勢が面白いです。本来虫が苦手な私でも、思わず読み進めてしまいまいましたから(買ってはいないけど…^^;)。
『輝くバラたち』ね!
もっちろん立ち読み済みです♪
ちょっぱーさんは購入されたんですね!
あんな素敵な写真を毎日見てたら、イギリス庭園巡りをしたくなりそうでキケンです。(笑)
でも、本屋さんに行くと、毎回手にとって見ちゃうんですよねー。
わー、パラパラつながりですね!
Hirokazuさんの記事を読んで、そういうことも書いてあったのか~と…感心してていいのか?
そういえば、ずーっとDr.真島のサイトには行ってないなー。